しもやけと凍傷、どう違うの?正しい治し方とは?

寒い季節、寒い地域に行くと「しもやけ」や「凍傷」といった症状に悩まされることってありますよね。

でも、この2つって混同しやすいですが、実は危険度が全く違う症状なんです。

しもやけ shimoyake

しもやけと凍傷って、どう違うのでしょうか?

今回は二つの違いと、その正しい治し方をご紹介します。

 

しもやけと凍傷、どう違うの?

しもやけ shimoyake

しもやけと凍傷は、寒い・冷たい場所で起こる症状です。

どちらも血液循環の悪化が招く症状ですが、その危険度は大きく違います。

しもやけの場合は、血液循環を上手にできなくなることで、赤く腫れたり、かゆくなったりという症状が起こります。(→詳しいしもやけのメカニズムはこちら)

 

一方、凍傷は寒い場所に長時間さらされることによって、皮膚・皮下組織・筋肉・骨を壊してしまった状態をいいます。

軽い場合は「しもやけ」と同じように塗り薬や飲み薬で治すこともあります。

しかし、ひどい場合は壊れてしまった細胞部分のの切除・切断が必要なこともあるそうです。

 

凍傷が起こりやすい状況

しもやけ shimoyake

気温がマイナス4℃以下の状態で長時間さらされることで起こります。

身体の一部や全身が、極度の寒い環境に一定時間置かれることで、血液障害と細胞の破壊が生じます。

特に雪山での遭難や、冷凍室での事故でよくみられます。

 

 

凍傷が起こる理由

しもやけ shimoyake

長時間極寒の場所にさらされることで、凍傷が起こる可能性が高くなります。

それは、寒さによって血液循環が上手にできなくなり、体の各細胞必要な栄養素や成分を運べなくなってしまうからです。

細胞に十分な血液を運べないと、細胞自体が寒さによって破壊されてしまいます。

 

細胞は血液が運んでくれる栄養素と成分がないと、厳しい酸素不足と栄養不足になります。

しかも!治療のために体を温めることで、それまで細胞が破壊されてしまっている状態だった部分に、急速に血液が流れることになります。

すると、そのことで組織がさらに損傷することがあります。

 

しもやけと凍傷の違い

しもやけ shimoyake

しもやけと凍傷では、外観や症状に違いがあります。

少しでも違和感がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

しもやけの症状

  • 赤み
  • むくみ
  • かゆみ
  • 水ぶくれ
  • 腫れ
  • ジンジンとした痛み

凍傷の症状

程度により、3度に分けられます。

 

【第1度凍傷】

・貧血

・充血

・紫色に腫れる

・痺れ

・痛み

・かゆみ

・白い皮膚(白斑)

 

【第2度凍傷】

・水ぶくれ

・血疱

・ただれ

・炎症

 

【第3度凍傷】

・壊死

・潰瘍形成

・病変が筋肉,骨に及ぶとその部分が離断

・感覚がなくなる

 

しもやけと凍傷、正しい治し方とは?

しもやけ shimoyake

しもやけの場合は、体を温め、寒さを予防することが必要です。

そのため、肌の露出を控えることも大切です。

しもやけを予防・改善するには、具体的に7つの方法を試してみてください。(→しもやけを予防する、7つの方法)

 

一方、凍傷の場合はできるだけ早期に局所を 40℃の温湯で暖めます。

温かい飲物の摂取で、体内から復温するのも効果的だそうです。

しかし重症の場合、からだの部位が完全に壊れてしまい、手術による切断を余儀なくされることがあります。

 

それに、治療のために凍傷の部位を暖めて復温させると、それまで虚血の状態だった部分に急速に血液が流れることで組織がさらに損傷することがあります。

そういったリスクを考えると、できるだけ早く医療機関を受診することが必要です。

 

皮膚の感覚が完全になくなって冷たく硬くなり、全体的に青白くなります。

放置するとやがては壊死し、黒ずんだ状態になってしまい、とても危険です。

軽度の場合は「しもやけ」と同じ治療薬を用いる場合もありますが、あくまでも自己判断をせずに医療機関を受診しましょう。

 

しもやけでの場合も、医療機関で治療を受けることができます。

早期に症状を改善するためにも、医療機関を受診することはおススメです。